これからリハビリ施設を利用しようと調べてみると、たくさんの施設が見つかります。
色々な施設があり、どの施設が良いのか迷ってしまう方が多いのではないかと思います。
そこで今回はリハビリ施設の選び方を紹介していきます。
今回紹介する内容は保険内のリハビリ施設を選ぶ際にも
最近話題の自費リハビリ施設を選ぶ際にも参考にもなるかと思います。
ご興味のある方は最後までお読みいただけたらと思います。
目次:
1、施設選びの大前提
2、見学や体験の前の施設選びのポイント
(1)サービス内容で選ぶ
(2)利用方法・場所で選ぶ
(3)料金で選ぶ?
3、実際に利用する施設選びのポイント
(1)施設の雰囲気で選ぶ
(2)スタッフで選ぶ(態度、知識、自信?)
(3)リハビリ内容で選ぶ
内容:
1、施設選びの大前提
リハビリ施設を利用する前には必ず施設の見学や体験に行くことをおすすめします。
実際にどのような施設かをご自身の目で見ることで
・その施設を利用する際のイメージが湧く
・どのような雰囲気でサービスが行われているかが分かる
・他にどのような方が利用しているかが分かる
など実際に施設に行ってみないと分からないことを知ることができます。
また、多くの施設では見学や体験を受けることができますが、
行ってみたい施設に連絡し、必ず事前に伺う日程を予約しましょう。
事前に予約することでスタッフが丁寧に対応してくれるため
施設の説明や聞きたいことをしっかりと確認することができます。
本気で自分に合った施設を探したい方は必ず事前に予約をすることをおすすめします。
2、見学や体験の前の施設選びのポイント
実際に見学や体験に行くことの重要性については分かっていただけたかと思いますが、
たくさんあるリハビリ施設から見学や体験に行く施設を決めることも一苦労だと思います。
まずは、見学や体験前の施設選びのポイントについて紹介します。
(1)サービス内容で選ぶ
施設選びの際に最も重要なポイントは「サービス内容」です。
ご自身が希望するサービスがどのようなものかを決め、
それに見合ったサービスが用意されている施設を選ぶようにしましょう。
しかし、中にはどんなサービスが良いのか分からないという方もいることと思います。
そのような方は「なぜリハビリ施設を利用したいと考えているか」という理由を考えてみることをおすすめします。
希望するサービスを100%叶えてくれるところはないかもしれませんが、
自費サービスとして何を希望するのかということに焦点を絞ると
ご自身が求めているサービスが受けられる施設に出会えると思います。
(2)利用方法・場所で選ぶ
利用方法は大きく分けると2つあります。
施設でリハビリを受ける通所型と自宅でリハビリを受ける訪問型。どちらの利用方法を希望し、
希望通りの利用方法ができる場所が良いでしょう。
通所での利用では自宅からの距離が大切です。無理なく通所を続けられる距離かどうか、
通所方法は何にするのかを確認しましょう。
訪問での利用では自宅まで訪問してくれるのかを確認しましょう。
多くの施設では訪問エリアが決まっていることがあります。
また、自宅と同じエリアの施設の方が地域の情報を知っている可能性が高く、
リハビリや生活上の幅広いアドバイスがもらえるため、
自宅と同じエリアの施設を選ぶことも良いと思います。
(3)料金で選ぶ?
サービスを受けるための料金も大事な要素になります。
その際に重要になるのはサービスの相場を知ることです。
保険内のサービスは地域によって若干異なるため、
お住まいの地域の自治体に確認することをおすすめします。
しかし、自費のリハビリサービスでは施設によって料金体が異なります。
自費リハビリの料金の相場については他の記事でも紹介していますが、
1時間1万円前後が相場になるかと思います。
相場と比べて、その施設の料金が高いのか安いのかを知っておくのは必要ですが、
本当に求めるサービスを受けたいのであれば、料金だけで判断するのはあまりおすすめしません。
お金を払う他の場面を考えてほしいのですが、
食事をするにしても同じハンバーグを食べるにしても、お店によって異なりますし
高くても自分の求めるものならお金を支払うと思います。リハビリも同じです。
料金とサービス内容に見合っているかを判断し、意思決定されることをおすすめします。
また、料金の考え方ですが、
サービス料金に加えて、移動交通費なども考慮すると良いと思われます。
料金が安くても、自宅から遠くて交通費が高ければ1回あたりにかかる料金は高くなってしまいます。
「サービス料金+移動交通費」が受けられるサービス内容に見合ったものと判断できる料金の施設に決めることをおすすめします。
3、実際に利用する施設選びのポイント
ここからは実際に利用する施設を選ぶポイントについて紹介をしていきます。
利用する店舗を決める前に必ず見学や体験をおすすめしていますので、
その際に上記のポイントは把握した上での施設選びのポイントになります。
その点はご了承ください。
まだ見学や体験の前の施設選びのポイントを読んでない方は一読することをおすすめします。
(1)施設の雰囲気で選ぶ
まず第一に施設の雰囲気です。
不思議なもので施設の雰囲気はその施設が良い施設かどうかがすぐに現れます。
感覚的なものになるため、具体的に言葉で示すのは難しいのですが、
ご自身が感じたものが全てです。
敢えて言うのであれば
・そこにいて居心地が良い雰囲気
・ストレスが少ない雰囲気
・明るい雰囲気
など
このようなところでしょうか。
もちろん人によって、にぎやかな雰囲気の場所が良い方もいれば、
静かで落ち着いている雰囲気の場所を好む方もいるでしょう。
見学や体験時にご自身の肌で感じた雰囲気が自分に合っているかでご判断頂けたらと思います。
(2)スタッフで選ぶ(態度、知識、自信?)
リハビリサービスは対人サービスです。
そのため、そこにいるスタッフの良し悪しでサービスの質が決まります。
良いスタッフとは様々な判断材料があると思いますが、
リハビリによって成果を出すことを目的にしてスタッフの良し悪しを判断するとすれば
・利用者さんに対応する態度や姿勢(言葉遣い、話を聞く姿勢、希望を捉えてくれるか など)
・スタッフの知識量や説明力(分かりやすく説明ができる力、運動指導方法、提案力 など)
・スタッフの自信度
などになるかと思います。
つまり、
見学や体験に行った際に、こちらの困っていることや要望に対し、
どのような運動や生活の工夫が必要なのかを自信をもってわかりやすく説明してくれ、
様々な提案を自分のためにやってくれる、機械的でなく人間味のある対応をしてくれるスタッフは素晴らしいスタッフだと思います。
きっとあなたの希望を実現するために尽力してくれるはずです。
(3)リハビリ内容で選ぶ
その施設でご自身が希望するリハビリを受けられるかというポイントも重要な要素です。
リハビリ施設を利用する目的はリハビリをすることです。
ご自身がどのようなリハビリ、運動を望むかによって選ぶ施設は大きく変わります。
まずはご自身が困っている症状について確認し、それを解消するためのリハビリができるかどうかが重要です。
例えば、
・腕の機能改善をしたいのであれば、上肢リハビリができるところ
・歩行を改善したいの出れば、下肢リハビリができるところ
・言葉の機能改善がしたいのであれば、言語リハビリができるところ
など改善したい症状から考えることもできます。
また、リハビリ方法で選ぶこともできます。
・他の利用者さんと楽しく運動がしたいという方は集団での運動ができるところ
・自分だけに合った特別な運動プログラムを受けたいという方は個別での運動ができるところ
を選ぶと良いでしょう。
自分にどのような運動が合っているのか分からない方は
その施設の方やお近くのリハビリ専門職のいる機関、地域包括ケアセンターなどにご相談に行くことも良いでしょう。
まとめ:
今回は、「リハビリ施設を選ぶ際のポイント」について紹介してきました。
いざリハビリ施設を利用しようとしても、たくさんある施設の中から自分の希望する施設を選ぶことは難しいと思います。
せっかく利用する施設ですので、他人に決められるのではなく、
ご自身の意思を持って、納得した上で利用できるといいですよね。
今回紹介した内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
もちろん、一度利用してみて合わないから変更するというのもありだと思います。
まずは行動してみることが重要です。
皆さんが自分に合った施設に出会えることを願っています。
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