≪自費リハビリシリーズ≫自費リハビリをおすすめする方の特徴とその理由

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以前の記事でも紹介しましたが、自費リハビリはどなたでもご利用できます。
特に制限はありません。ただし、リハビリを実施する上での安全上の理由から、
病状の安定している方と制限を設けている施設が多くあります。
自費リハビリは誰でも利用はできますが、
これから紹介する特徴に該当する方は特に利用をおすすめします。

その特徴とは以下の方々です。
介護保険サービスに満足していない方
発症から時間があまり経っていない方
身体機能が低下してきている方
改善を強く希望される方

この特徴は以前の記事でも紹介していましたが、
今回はその理由について触れていきたいと思います。

興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください。

目次:

1、自費リハビリをオススメする方とその理由
(1)介護保険サービスに満足していない方
(2)発症から時間があまり経っていない方
(3)身体機能が低下してきている方
(4)改善を強く希望される方

内容:

1、自費リハビリをオススメする方とその理由

(1)介護保険サービスに満足していない方

介護保険のリハビリサービスに満足していない方は自費リハビリの利用がおすすめです。
その理由は制度による制限がないため、希望するリハビリが受けやすいからです。
介護保険を利用しリハビリサービスを受けている方も多くいらっしゃると思います。
以前の記事でも紹介しましたが、介護保険でのリハビリサービスは大きく分けると通所型と訪問型があります。

通所型リハビリサービスでは、集団での運動がメインとなるため、
一人ひとりの問題点に対するリハビリが行われにくいという特徴があります。
加えて、デイサービスではリハビリの専門職が在籍していないという施設もあります。
リハビリの専門職に私の問題点を解決するリハビリをして欲しいという方にとっては、
少し物足りないものとなるかもしれません。

訪問型リハビリサービスでは、
自宅内でリハビリをするため時にベストなリハビリができないことがあります

リハビリ内容によっては道具が必要になり、
ご自宅にあるもので代用ができなければリハビリを実施することが難しくなります。
リハビリの専門職としても正直なところ、
第1選択として実施したいリハビリができないことはよくあります。

また、週に利用できる時間には限度があり、1週間に120分とされています。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000170290.pdf)
120分と聞くと十分なようにも感じられるかもしれませんが、
訪問リハビリが必要な方にとっては改善を目指すのであれば正直足りません。

このように介護保険内のサービスでは、制度上の問題や運営上の問題のために、
希望するリハビリを受けることが難しいことがあります。
そのため、介護保険のリハビリサービスに満足していない方は自費リハビリの検討をおすすめします。

(2)発症から時間があまり経っていない方

脳梗塞や脳出血などのお病気になられてから間もない方には自費リハビリをおすすめします。
すでに理解しているかと思いますが、脳梗塞などの病気になった後の生活動作は、
以前の生活動作とは異なる動きになります。

その状態で普段の生活で続けてしまうとその動きが身についてしまいます。
麻痺がある手足の使用頻度が減ったり、左右非対称な動きで生活を送っていると
麻痺側の手足の改善を妨げてしまうことにもなります。
そのため、病院を退院してから時間が経っていると望む改善に到達するのに時間がかかってしまいます。
できるだけ退院後もリハビリを続けることをおすすめします。

また、病院ではリハビリが集中的に行われます。1日に3時間ほど行う方もいらっしゃいます。
しかし、病院を退院してしまうとリハビリ時間が激減してしまいます。
介護保険でのリハビリサービスではリハビリ時間が十分でないことがほとんどです。

そのため、十分なリハビリ時間を確保するために自費リハビリを利用する検討することをおすすめします。

(3)身体機能が低下してきている方

身体機能や動作能力がどんどん低下してきている方は自費リハビリの検討をおすすめします。
身体機能や動作能力が低下している原因は様々ありますが、
その一つにリハビリの量が足りていないことがあります。

病気の進行や再発がないことが前提になりますが、
加齢や廃用(身体活動量が不十分で身体機能が低下していくこと)、
生活動作の不良などにより、人は身体機能が低下してしまいます。
それらを防ぐには十分な量のリハビリが必要になります。

ご自身のお身体の状態に合わせて十分なリハビリ量が確保できるため、自費リハビリをおすすめします。

(4)改善を強く希望される方

身体機能、動作能力の改善を強く希望される方には自費リハビリがおすすめです。
何と言っても改善を強く願う方にとって、保険内でのリハビリが物足りなく感じると思いますし、
十分な量のリハビリとは言えないと思います。

また、リハビリはただ身体を動かすことだけでは不十分です。
その方の希望を聴取し、その希望に向かってリハビリを進めることが重要です。

リハビリの専門職はその方の生活環境、人柄、これまでのリハビリの経過などを考慮し、
その方にベストなリハビリ計画を立ててリハビリを実施していきます。
その方のことを十分に把握する必要があるため、時間が必要になります。

正直なところ、介護保険内でのリハビリサービスでは時間に限りがあるため、
そこに時間を割くことができません。

そのために改善するのにかえって遠回りになってしまうこともあります。

まとめ:

今回は、自費リハビリの利用を検討するのにおすすめの方の特徴とその理由について説明をしました。
介護保険内でのサービスは費用も安く利用しやすい反面、制度上の理由から様々な制限があります。
また、介護保険でのサービスについては比較的情報も出回っていますし、
役所や地域包括支援センターで話を伺うこともできるため、情報を得やすいため安心できると思います。

それに比べて自費リハビリサービスは費用も高く、情報も得にくいという状況かと思います。
今後も自費リハビリサービスについては様々な情報をお伝えしていこうと考えています。

最後までお読みいただけた方の力になれていれば幸いです。

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