人生100年時代と言われるまでに長寿国となった日本ですが、出来るだけ長く健康で自分らしい人生を過ごしたいものです。そのためには「健康寿命」を延ばしていく必要があります。
平均寿命と健康寿命の差は男女ともに大きく長年その差は埋まっていません。
あまり聞き慣れない「健康寿命」について簡単にまとめていきます。
目次:
1、日本人の平均寿命と高齢化率
2、平均寿命と健康寿命
3、健康寿命を延ばす方法
内容:
1、日本人の平均寿命と高齢化率
世界でもトップを走る長寿国の日本ですが、平均寿命は令和元年には男性で81.41歳、女性で87.45歳と発表されています(1)。男女の差は約6歳となっています。男女ともに80歳を超え、人生100年時代とも言われるまでになりました。
また、令和4年10月現在、高齢者人口は約3624万人となり、高齢化率は29.0%と言われています(1)。国民の4人に1人が高齢者という割合は優に超え、3人に1人が高齢者となる時代に差し掛かっています。
高齢化が進むにあたり、個人的な問題や社会的な問題なども多く出てきているのも事実です。
これからの社会の姿は色々と変化をしていくことでしょう。
政府では、高齢者の年齢定義を見直す案が出ているほどです。(参考:https://www.jiji.com/jc/article?k=2024052301028&g=eco)
これまで考えていた人生プランでは、うまく生活を送ることが難しくなる可能性も出てきています。
2、平均寿命と健康寿命
平均寿命とは別に『健康寿命』という言葉があります。
平均寿命とは、「0歳における平均余命」のこととされています(2)。例えば、令和元年の男性の平均寿命は81.41歳なので、令和元年に生まれた男児の平均余命が81.41歳となるということです。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこととされています(2)。健康寿命は令和元年では、男性が72.68歳、女性が75.38歳と言われており、男女の差は約3歳程度となっています。
平均寿命と健康寿命を比較すると、その差は男性では8.73歳、女性では12.07歳となっています。
男女ともに約10年程度の差があり、その期間は日常生活を送る上で何かしらの支援が必要となることが想定されます。
出来るだけ平均寿命と健康寿命の差を少なくし、健康的な生活を送れる期間を延ばしていきたいものです。
3、健康寿命を延ばす方法
健康寿命を延ばす方法には色々なことが言われています。
その一つに「フレイル予防」という考えがあります。
フレイル予防の重要な3つの取り組みに「運動」「食事」「社会参加」があります。
具体的な実践方法は別の記事に記載したいと思います。
参考になる記事を載せておきますので、こちらも参考にしてみてください。
①厚生労働省 健康長寿に向けて必要な取り組みとは?100歳まで元気、そのカギを握るのはフレイル予防だ(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202111_00001.html)
②東京都医師会 フレイル予防(https://www.tokyo.med.or.jp/citizen/frailty)
③東京都福祉局 介護予防・フレイル予防(https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kaigo_frailty_yobo/)
④東京都健康長寿医療センター研究所 フレイル予防応援サイト(https://tabepo.org/)
まとめ
今回は平均寿命と健康寿命についてまとめました。
長寿国となった日本においてはこれからは健康寿命を延ばしていくように意識する必要があります。
そのための取り組みは様々なのものがありますが、自分に合ったスタイルを見つけながら継続して、いつまでも健康的な生活が送れるようにしていきましょう。
引用文献
(1)令和5年度高齢社会白書
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/html/zenbun/index.html
(2)厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/hale/h-01-002.html
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