昨年度はサポートとして関わらせていただいていたスマホ教室ですが
今年度はメイン講師として3回ほど実施しました。
実施内容や感じたことなどをまとめてみたいと思います。
内容
この事業は地域の高齢者向けにスマホの使い方を伝える事業で
スマホを見ながら介護予防体操を行うことができることを目標としていました。
参加者はスマホを持っており、普段から使っている方ですが、使用状況もまちまちでした。
今回の教室での実施内容は
- スマホの機能について
- Wi-Fiとは、Wi-Fiをつないでみよう
- アプリとは
- QRコードとは、QRコードを読み込んでみよう
- 動画を見ながら介護予防体操をやってみよう
- スマホ利用の注意点
という内容で行いました。
学生さんやサポーターの協力も得ながら、
参加者の方全員が同じように進められるように行いました。
気づいたこと・今後の意気込み
高齢者のスマホ普及率は高くなってきており、NTTドコモの調査によると
60代の方で約91%、70代の方で約70%の保有率のようです(1)。
参加者の方のスマホの利用状況も様々で、調べものや地図アプリなどを活用する方もいれば、
電話と写真だけという方もいらっしゃいました。
スマホ利用に慣れている方は、LINEやFacebookなどのアプリの活用もされている方もいました。
回を重ねるごとに進行のペースや参加者が分かりやすい説明の仕方が分かってきました。
私が担当した教室ではほとんどの全員がWi-Fiをつなぐことができ、QRコードを読み取ることが出来ていました。
ご自身のスマホで介護予防体操も見ながら、体操を行うこともできています。
高齢者にとって、比較的難しい内容だと思いますが、説明の仕方を工夫し、繰り返し実践する場を用意することで、技術の習得に向かいます。
今回の教室で伝えた「Wi-Fi」と「QRコード」については、高齢者の方にとって良く分からないもののようでした。
すでに活用している方もいましたが、家族に設定してもらったために、自分で理解をして活用している方は少ない印象です。
その割には、データの使用量を少ない契約にしている方が多く、今後のIT普及においては課題が多い印象でした。
今後も高齢者がスマホに強くなるための場が増えていく必要があるように感じます。
また、高齢者への説明の仕方も工夫が必要になります。
私もこの教室に限らず、高齢者対象の教室では分かりやすい説明ができるように工夫をしながら実施していきます。
引用
(1)モバイル社会研究、https://www.moba-ken.jp/whitepaper/22_chap8.html
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