千代田区のかがやき健康教室に講師として全日程に参加してきました。
現在、一緒に仕事をさせてい頂いている先輩の会社で受託した事業でしたが
プログラムの考案から関わらせていただき、現場での対応も一通り実施させてもらいました。
活動内容について簡単にまとめるので、ご興味のある方は最後までご覧ください。
内容
今回、関わった「かがやき健康教室」は全12回の運動教室で
教室終了後に自主グループとして、活動をすることを目的とされたものでした。
教室の実施内容としては、
- グループトーク
- ちよフル体操
- フレイル予防講義
- グループワーク
などを参加者の状況を踏まえながら細かい内容を調整し、実施しました。
その他には、教室前後の体力測定と歯科医師による口腔機能講座、外出ウォーキングイベント、自主グループ活動体験プログラムを実施しました。
体力測定では、握力、片足立ち、TUG、5m歩行速度、主観的健康感を測定および質問用紙による評価を実施しました。
成果
今回の教室では、
- 参加者の体力測定数値の改善(片足立ち以外)
- フレイル予防に対する意識の向上
- フレイル予防のための活動に取り組む方の増加
- 教室の前後で身体的な変化があった方がいた
- 教室の前後で気持ち的な変化があった方がいた
- 自主グループ活動が始動した
などいくつかの成果が上がりました。
また、感覚的ですが、教室の雰囲気が回を進めるごとに非常に楽しく、良い雰囲気になっていきました。
参加者同士の仲も良くなり、会話も増えてきたことや、フレイル予防に対する意欲が上がり、気持ちにも変化があったように感じます。
教室の様子
参加者の方は参加当初、「運動がしたい」「知り合いを作りたい」などという参加目的を聞かれましたが、
本来の目的である自主グループ活動への意思は見られない状況でした。
教室全体では、フレイル予防のための基礎的な知識と具体的な実践方法を学習してもらい、
その中で、参加者同士が交流する機会を作ったり、講師による一方的な講義ではなく、参加者が主体的に参加できるようなプログラムで実施しました。
回が進んでいくと、参加者同士の交流も増え、それぞれで会話をする機会が増えていました。
そんな中で、「みんなで食事会に行きたい」や「一緒にウォーキングをやりたい」というご意見が聞かれることがありました。
今回の教室で成果を上げた要因として、「外出ウォーキング」と「自主グループ活動体験」があると思います。
「外出ウォーキング」では、ウォーキングをする中で参加者同士が会話をしたり、
段差などの足元が悪いところではお互いに声を掛け合ったりという様子が見られました。
外出ウォーキングを通して、お互いの信頼関係や親密度が深まったと思われます。
また、「自主グループ活動体験プログラム」では、活動内容の決定から役割分担までを計画し、当日に参加者が中心となり、自主グループ活動を体験するというプログラムを実施しました。
自主グループ活動はほどんどの方が未経験でしたが、協力し合いながら体験をすることが出来たように感じます。
終了後のアンケートでは、楽しく参加できたという方が多数おり、今後も自主グループとして活動をしていきたいという方が多くいらっしゃいました。
このプログラムの実施により、自主グループ活動へのイメージが湧き、実際のグループの立ち上げに繋がったように感じます。
気づいたこと・今後の意気込み
今回は、自主グループ化に向けた運動教室を実施しました。
教室全体を通して、フレイル予防の重要性や具体的な方法について十分に伝えることが出来たと感じます。
また、実際に自主グループとして立ち上げるまでに至ることが出来ました。
自主グループは参加する方々の意思がとても重要です。
自主グループ活動に対するモチベーションと自信を今回の教室では強化することが出来たように感じます。
自主グループの立ち上げに向けてのステップを駆け上がれるようなプログラムやアプローチをすることで
自主グループ化に向けた一定の効果があるように感じました。
今回だけでなく、他の教室でも試行を繰り返してプログラムを強化していきたいと思います。
今後は、このグループが活動を継続していくことが重要です。
そのためには活用できる支援情報の伝達や活用への誘導なども必要になると思われます。
今後も参加者全員が仲良く、楽しく活動をして、いつまでも元気でいていただきたいです!
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